2023/08/22 20:46
洗濯をするたびに、海を汚していた...!?
私たちが洗濯機や乾燥機を使うとき、何兆という小さな繊維が海に流れ込んでいるのをご存知でしょうか?
洗濯の際、私たちの衣服から排水と一緒に小さな繊維(プラスチックや化学物質を含む)が河川や海に流れ出ているのです。
この小さな繊維は、マイクロファイバーと呼ばれています。
例えば、フリースジャケットを洗濯するだけで、1着あたり25万個ものマイクロファイバーが排出される可能性があります¹。
また、ニューヨーク市だけでも毎日68億個のマイクロファイバーが海に流れ込んでいる可能性があると言われています²。
ニューヨーク市の人口は約900万人なので、神奈川県と同じ規模ですね³。
神奈川県でも毎日68億個のマイクロファイバーが海に流れ込んでいる可能性があります。
マイクロファイバーの流出は、その水域に住む生物にとっても、海産物を食べる私たちにとっても良いことではありません。
海を愛するレイチェルとジェームズ (Cora Ballの共同設立者)は、2013年にマイクロファイバー問題について知り、誰もが使える解決策を作ろうと行動を起こすことにしました。
そして誕生したのが、今回ご紹介する"Cora Ball (コーラ・ボール)"です。

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誰でも簡単に使える "Cora Ball (コーラ・ボール)"
"Cora Ball"は、一風変わったランドリー・ボールです。サンゴが海をろ過する仕組みにヒントを得ています。
"Cora Ball"を使用すると、マイクロファイバーが衣服から脱落するのを防ぎ、脱落したマイクロファイバーを目に見える毛玉として回収することができます。
マイクロファイバーが河川や海に排出されることを防ぐことができるのです。
"Cora Ball"を衣服と一緒に洗濯機に放り込むだけ。簡単なひと手間が、洗濯に次ぐ洗濯で大きな効果を発揮します。
"Cora Ball"の特徴
"Cora Ball"は、自然からヒントを得た製品です。
サンゴが水の流れから小さなもの(プランクトン)をキャッチする仕組みにインスピレーションを得ています。
"Cora Ball"は、内側に小さな凹凸のあるサンゴのような形状を採用しています。
繊維が凸凹に絡まったり、繊維同士が絡まったりするとことで、それが毛玉となり取り除くことができます。
"Cora Ball"は、 ハイブリッド式洗濯乾燥機でもどんなタイプの洗濯機でも使えます。
コーラボールを使えば、いつもの洗濯がエコフレンドリーになるのです。使いやすく、お手入れも簡単です。

"Cora Ball"の有効性
研究者による独立テストでは、以下のような"Cora Ball"の有効性が分かっています。
トロント大学のチェルシー・ロッホマン博士のテストによると、"Cora Ball"を利用することで通常時と比べマイクロファイバーの排出を26%ほど防ぐことが分かりました⁴。
また、プリマス大学のリチャード・トンプソン博士により行われたテストでは、31%ほどマイクロファイバーの排出を防ぐことが分かりました⁵。
Napperの研究者たちは、"Cora Ball"が衣類から生じるマイクロファイバーを回収することに加えて、衣類自体からマイクロファイバーが生じることを防ぐことに役立っていると判断しました⁵。
つまり、"Cora Ball"は洗濯時のマイクロファイバーの排出を減らすことで河川や海を保護することに加え、衣類自体からマイクロファイバーが生じることを防ぎ、衣類を長持ちさせることにも役立つのです。

私たちのちょっとした工夫が大きなインパクトに
ある調査結果によると、トロントのすべての家庭が"Cora Ball"を使用すれば、洗濯機から出るマイクロファイバーが毎年6兆〜9兆本ほど減少すると言われています⁶。
また、河川や海に流出するマイクロファイバーが毎年約610億本減少する可能性があると言います。
トロントの人口は約600万人なので、千葉県と同規模です⁷。
千葉県のすべての人が"Cora Ball"を使えば、毎年6兆~9兆ものマイクロファイバーの排出を防ぐことができるということですね。
この調査結果は、私たちそれぞれが日常生活の中でちょっとした工夫をすることで、大きなのインパクトを環境に与えることができることを示しています。
ぜひ一緒に"Cora Ball"を使用して、洗濯時のマイクロファイバーの排出を防ぎ、汚染から海を守りましょう!!
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<注意事項>
※デリケートな衣服(ニット、上質な布地、タッセル、ほつれ、細いストラップのあるもの)などを洗濯する際は、ご利用をお控えください。Cora Ballが衣服と絡まる恐れがあります。
※当製品を利用したことによる、衣服や洗濯機の破損については、当社は一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。
<参考文献>
1:"Hartline, N.L., Bruce, N.J., Karba S.N., Ruff, E.O., Sonar, S.U., and Holden, P.A. (2016) Microfiber Masses Recovered from Conventional Machine Washing of New or Aged Garments, Environmental Science & Technology, Vol. 50, No.21, pp.11532-11538"
2:"Rachael Z. Miller a 1, Andrew J.R. Watts (2017), Mountains to the sea: River study of plastic and non-plastic microfiber pollution in the northeast USA"
3:"U.S. Census Bureau QuickFacts: New York city, New York(2020)", "総務省統計局(2022), 人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在"
4:"Jeff Kart(2019), Science Says Laundry Balls And Filters Are Effective In Keeping Microfibers Out Of Waterways"
5:"Imogen E. Napper(2020), The efficiency of devices intended to reduce microfibre release during clothes washing"
6:"Hayley K. McIlwraitha (2019), Capturing microfibers – marketed technologies reduce microfiber emissions from washing machines"
7:"City of Tronto(2022), Toronto at a Glance"
